2016年10月29日二子玉川KIWAにて、ファンクラブイベント「二千十六年 水晶節」が行われました!

 

今年はアキノさんデビュー30周年とあって、「リトルピアノ・プラス」発売後も数々のイベントが目白押しでしたが、そんな中でも今回の「水晶節」は、特別な、一味違った内容でお送りしました。

 

トークでも笑いが溢れ、Viridian Garden Party 初回以来の握手会もあり、笑顔がいっぱいの一日となりました。

 

 

イベント第一部はアキノさんミニライブです。

今回のミニライブはみなさんに楽しんでいただけるように、普段のツアーや年末のライブでは演奏しない特別な曲を用意しました。

 

 ☆セットリスト☆

「A dream is a wish your heart makes」は、ウォルト・ディズニーの映画『シンデレラ』の挿入歌です。

Little piano Tour 6のグッズとして「アキノの夢はひそかに」とタイトルをつけ、鹿の形のUSBに収録して販売したのです が、その時は前半アカペラ、後半から保刈久明さんの透明感溢れるアレンジが施されていました。

今回のミニライブは、そのアカペラではじまって途中からシンプルなピアノが加わってくるというアレンジで、とても雰囲気のあるオープニングとなりました!

ツアー中は「子守唄がわりに、よく眠れる様に…笑」と宣伝していたアキノさんでしたが、この日はこの一曲ですっかり皆さん夢の中に引き込まれたのではないでしょうか。

「Smile」は「モダン・タイムス」という映画の音楽。チャールズ・チャップリン作曲の、今ではスタンダートとして有名な名曲です。

この曲のカヴァーを、Little piano Tour 6のスタンプラリー景品として、17名の方だけにCD-Rという形でプレゼントしました。

アキノさんが歌入れをしたのはアキノさんにとってとても悲しい出来事があった直後でした。氷の上を歩くようなピアノの響きは遠く、「つらい時こそ笑顔を見せて」と自身をも励ますようで、深く心をなだめていくような優しいアキノさんの歌声は、いろいろな方がカヴァーしている中でも特に重みを持っているのではないでしょうか。

「小学生のころ『小さな恋のメロディ』という映画を見て、主演のマーク・レスターではなく、相手役の女の子、トレーシー・ハイドにとても憧れていました(笑」とアキノさん。3曲目はその「小さな恋のメロディ」の主題歌と挿入歌を、昼と夜それぞれ演奏しました。

「ビージーズはこの頃の曲がとても素晴らしいですね」緑が萌えるようなメロディラインはアキノさんもお気に入りの様子です。

4曲目はなんと、ユーミン!「ソングライティングという事をはじめて教わった存在。それまでは、その日にあった事を何でも歌にしていました。誰かがが喧嘩していたら、♪ 喧嘩はしないで~♪ とか、断水したら、♪ 水がでないのです~♪ とか(笑」とピアノを弾きながら歌ったりと、話が弾むお茶目なアキノさんに会場もほっこり。「荒井由美さんの歌を聴いて、『こういう風に自分の世界を歌っていけばいいんだ』と気付きました」とのこと。

昼の部は「ベルベット・イースター」、夜の部では「雨の街を」邦楽のカヴァーが聞ける機会は本当に貴重だったと思います。

そして最後に「新しいアルバムが折角出たので、その中から特に今のじぶんの心境に近いと思う曲を歌います」と、「リトルピアノ・プラス」から「Stay」が披露され、ミニライヴが締めくくられました。

 

昨年のViridian Garden Party「ライラック節」で行われた「あなたがイベントプロデューサー」プレゼン大会にて、昼の部のグランプリを獲得したmethycoさん企画のミュージックビデオがとうとう完成!ということで、アキノさんの紹介の後、作品が上映されました。

 

ビデオに使った曲は先のミニライヴでも歌われた「Stay」。nanaちゃんが旅で出会ったキャラクターや風景はすべて、Little Piano6のツアー中にお配りしたアンケート用紙や会場に貼った模造紙などに、みなさんに描いていただいたものです。それをデータ化し、methycoさんがひとつひとつコラージュして編集するという、膨大な作業を経て完成した渾身のアニメーションです。

この日の公開から更にmethycoさんが映像をブラッシュアップしてくださいました。『Stay』ピアノバージョンでお楽しみください。

 

©Viridian Garden Club / Akino Arai / methyco

 

※無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
※こちらでの公開は2016年12月26日〜2017年3月31日(金)までです。
※「初めての再生の際に一部環境において、コンテンツデータの取得ができない」と表示された場合、「コンテンツの取得をする。」をクリックしてください。
※アクセスが集中すると動画が止まる可能性があります。その場合は時間をおいて再度アクセスしてみてください。
※PCで視聴する際の推奨環境は以下の通りです。
 windows 7/8/8.1 Internet Explorer 11以上
 Macintosh Safari 6.1以上
 FireFox / Chrome 最新版

 

司会は皆さんお馴染みのゆか~リさん!とても元気なご挨拶で「こんにちはー!!!」の呼びかけに、皆さんから明るいレスポンスがあり、トークのスタートも良い雰囲気です。

ライヴを終えたアキノさんもすっかり和んで、ミュージックビデオの感想を聞かれると「ラストの、沢山の方の手書きのクレジットが集まってできた「30th」の文字がとっても感動的でした!」。ここでmethycoさんも壇上にお呼びして少しお話をしてもらいました。

 

methycoさんは普段からアニメーション作品などの映像を創るお仕事をされているので、作業的には慣れてはいるものの、何千個もののパーツを重ねて行く作業はさすがに大変だったそうです。多忙な中、お仕事の合間を縫って、なんと水晶節当日に納品していただきました。無事に皆さんに見ていただけて、本当に良かったです。

jasrac
JASRAC 許諾番号  
9017922001Y45040

 

デモテープや製品化されていない秘蔵音源を、昼夜合わせて9曲、聞かせてもらおう、のコーナーです!

 

ゆか~りさんからの質問や皆さんからの反応も弾み、楽しいひとときとなりました。貴重な音源が流れている間は、皆さんかなり集中されていたようにお見受けしました! 

 

「『Stay』づくしですみません…! これはアルバムの曲がだいたい出揃った頃、ピアノに向かっていてふと浮かんで来て、そのまま録音したものです。保刈くんとディレクターのゆかちゃんしか聞かないと思ってたので、歌がとてもテキトーです。歌詞も未完成の状態で…」とのことでしたが、ピアノと、ハープのわずかな打 ち込みだけのシンプルな「Stay」、ゆか~りさんも「歌も最高にいいですね!」と大絶賛されていました。

 

《昼の部》

アキノさんによる打ち込みで制作されたデモです。

「KORGのT3っていうキーボードについてたシーケンサーで打ち込みしてた時期があって、それで必死に作ったデモ。ちっちゃい窓見てちっちゃいボタンを永遠に押し続けた。T3に打ち込むのは私が日本一上手いんじゃないかと思ってた(笑」と言うだけのことはあって(笑)完成度の高さに驚きでした!

ヤマハの世界歌謡祭というコンテストに出場する際に東京でレコーディングされた「金色の目」。

この曲はアキノさんが中学生の時に原型ができ、大学生の時に友人の結婚祝いのためにフランス語の歌詞をつけて完成。その曲がたまたま福岡のヤマハの人の耳にとまり、POPCONというコンテストに出ることになって審査員長の賞を獲得した為、武道館で行われた「世界歌謡祭」という、もうひとつ上のコンテストにも出場することになり、「フランス人も来るんですか?」と慌ててフランス語の発音など習いに行った、というエピソードはご存知の方も多いと思います。

歌謡祭で優勝すると即デビューというシステムだったので、事前に出場者全員の楽曲がレコーディングされたそうですが、その時の音源が福岡時代の音楽仲間の手によってビクターのプロデューサーに渡り、デビューにつながりました。

福島県箕輪にあるホテルのCMの為に、20年以上前に制作された30秒ほどの曲。聴くと馴染みのあるメロディ…こちらは「Rave』の元曲でもありました。バイオリンが印象的なアレンジでした。

マガジンハウスから発売されていた雑誌「Olive」のラジオ用CMで、こちらも30秒ほどの曲でした。囁くような歌声が少女のようで、可愛くポップで素敵な曲でした。

 

《夜の部》

寺嶋民哉さんと共同制作したデモ。

それまで他のミュージシャンのサポートなどを続けながら、《作りたい》曲をただ作っていたけど、「自分が《歌いたい》と思う曲を作ってみたい」と目覚めて出来た最初の曲が「妖精の死」なのだそうです。

デモのオケはすべて寺嶋民哉さんの打ち込み。のちにレコーディングされた曲と聞き比べてもほとんど遜色がないほど、完成度がとても高かったです。会場に20年以上前のアキノさんの歌声が響きました。

デビュー前に福岡で録音された音源です。

カセットテープからの波打つ音源。それにしてもデビュー前からこのような深遠な歌を歌っていたのですね。この曲がアニメーション作品「ウィンダリア」のエンディングに採用されたことが、デビューの直接のきっかけとなりました。

T3を使った打ち込みデモです。

アキノさんと柚楽弥衣さんとのユニット” Goddess in the Morning ”のアルバムに収録されている同タイトル曲の原型。もっと聴いていたいと思わせる、打ち込みの尖ったサウンドが前衛的でこちらもかなり貴重でした。

 

これはイントロでもう、わかる世代の方達のどよめきが! 80年代を一世風靡した映画「フラッシュダンス」の主題歌をアキノさんが歌っている音源でした。

アキノさんが福岡時代にワンナイン・ミュージックスクールという音楽学校の講師をしていた時、その宣伝用に他の講師の方たちと一緒に演奏したものだそうです。

こんなに歌い上げるアキノさんの若々しいヴォーカルは珍しく、原曲のアイリーン・キャラとそっくりすぎて、思わず笑いもこみ上げる人たちもちらほら…!「イベントに参加してはじめて聞ける発掘音源、来た甲斐があった」「面白かった」「もっと聞きたい」と大好評でした。

 

その盛り上がった空気のまま、クイズコーナーへ突入。普通でしたら「アキノさんの事を皆さんがどれだけ詳しく知っているか」をお聞きしたいところですが、皆さんのクオリティが高すぎるので、肝心のアキノさんは自分の事を果たしてどれだけ覚えているのか…。今回はそれをテーマに、皆さんから質問を募集して、本人には本番まで内密に用意しておきました。

ゆか~りさんがクイズを出して、アキノさんが手動のピンポンを早押しで答えていくスタイルです。ひとりしかいないのに必死にボタンを押すアキノさんの姿が「可愛い!もう一回やって!」と、ゆか~りさんは大喜び。アキノさん「全問正解すると何かもらえる?」ゆか~りさん「小川プロデューサーがたくさん持ってる車の中からアキノさんが欲しがってたFIATがもらえま~す!ただし全問正解したらね!(笑」たった4つの質問ですが、アキノさんにとって全て正解を出すのは至難の様です…。

 

《昼の部》

第1問

Q:9月に谷山浩子さんのライブにゲスト出演されましたが、谷山さんと昭乃さんが一緒に出演された2013年開催のイベントの名前は何でしょうか。 (さほこさんより出題)

A:ファンタジー・ロック・フェス

第2問

Q:「unknown vision」のカップリングは、「一切へ」と、あとなんでしょうか?(サリーさんより出題)

A:Magic Garden

 

タイトルがぜんぜん思い出せないアキノさん…。でも「unknown vision」はとても好きなジャケットなんだそうです。

第3問

Q:「空の青さ」が主題歌にもなったアニメ映画「パルムの樹」で、アキノさんが声の出演もしたキャラクター"シアン"の声のクレジット名義は?(みやさんより出題)

A:香花(こうか)

 

「名前、たしかじぶんで考えたんですけど…(笑)」というレベルの記憶力ですのでFIATはほど遠いようです。

ピンポーン!アキノさんが答えると即「ブー」のハズレ音が突っ込んでくる状況で、会場も笑いが絶えません。「わかる方、ヒントをください~!」会場から「花!」「中国語?」「読み方がわからない!」「おしい!」「ああ!」などなど、声があがるほど、皆さんも一緒になって盛り上がっていきます。

第4問

Q:昭乃さんがデビューしてからの30年間、様々な曲をライブで歌ってきましたが、最も多くライブで歌った曲は何でしょうか?(みやさんより出題)

A:「虹」98回 (FCイベントやゲスト参加でのライブなども含める/2016年10月現在)

 

これはアキノさんも答えられると思いきや、出て来ない…。惜しいことに「虹色の惑星」と答えてました。「じゃあ、『虹』は今後封印ね!」だそうです。

 

《夜の部》

第1問

Q:『懐かしい未来』から『リトルピアノ・プラス』まで新居昭乃名義のアルバムに収録されている、作詞新居昭乃の全118曲の中で、一番出現回数が多い単語はなんでしょうか?また、それは全部で何回出てきたでしょうか?(NAOさんより出題)

A:空 130回

 

「空!」アキノさん正解。「FIATのハンドルをGET!」と意気揚々でした。数は惜しいところまで何度もいきましたが、計130回と聞いて「もう、“空”は今後封印」と再び言っていました。こちらはきっと封印できない気がします。

第2問

Q:ナナちゃんは、一度だけCDのジャケットに登場していますが、なんのCDだったでしょうか?(サリーさんより出題)

A:蜜の夜明け

 

しばらく、沈黙のアキノさん。「ジャケット全然思い出せない!」

客席から「え~!」と共に、「スパイス!」「甘い!」などのヒントも飛び交いました。皆さん、優しいのか怒っているのかわからない感じになってきました(笑。

第3問

Q:2004~5年頃のライヴで演出された、アキノさんが描いたイラストが動きまわる映像「バニラ」で、スクリーンの中から3つ飛び出していくものは何でしょうか?(みやさんより出題)

A:「電車」「船」「飛行機」

 

「船!」までは言い当てられましたが…ピンポン!「降参!!!」早い…。

第4問

Q:「新居昭乃」名義でリリースされているCDの中で、「きれいな感情」が収録されているアルバムの名前をすべてお答えください。

A:鉱石ラジオ、RGB、sora no uta、the first euro tour (計4タイトル)

 

こちらも、途中まで何とか答えられましたが、ピンポン!「降参!!!」で締めました。

 

そんな訳で、FIATからはほど遠いアキノさんでしたが、アキノさん曰く「笑い有り、笑い有り」の、とても楽しいコーナーでした!アキノさんの普段の茶目っ気が溢れ出て、とても微笑ましい光景に、ファンの皆さんもすっかりくつろいだ様です。

 

【昼の部】星の木馬

 

ゆか~りさんは、実はヴォーカルトレーナーで音楽学校の先生をやっておられるそうです。

ステージ袖に下がってからも皆さんと一緒に揺れながら歌っていました。Little Piano Tour6最終日にも合唱大成功した「星の木馬」。何パートもあってバラバラ同時に歌うのも途中からの架空の中国語(?)も完璧な皆さんの歌いっぷりには感服です。

 

 

 

【夜の部】蒼玉節

 

2014年のViridian Garden Partyで生まれた「蒼玉節」。

皆さんにも愛着がおありであろうこの曲は、練習がなくてもとても上手に歌ってらっしゃいました!

皆さん、聴くことも好きだけど、きっと歌うこともお好きなんでしょうね。歌うことが大好きなアキノさんと皆さんが音楽を通して一体となる数分間、とても素敵でした。

 

イベントのラストはGarden Party初回以来の握手会。

 

前列のかたから壇上に上がって、皆さん直接アキノさんに思い思いを伝えていかれた様です。お土産やお花のプレゼントなど、ありがとうございました!

 

待機してらっしゃる間も皆さん本当に礼儀正しく、長い待ち時間も苦にせず笑顔を絶やさないところが本当に素晴らしいと思います。

 

アキノさんもファンの皆さんと直接ふれあう事で励みにもなりますし、「今日のライヴも選曲がツボでした!」「レア音源もっと聴きたい!」「クイズ、本当に面白かった!」など、いろいろな感想も、今後の活力になる事でしょう。

 

水晶節にちなんで、完全手作りの水晶チャームを数量限定で販売いたしました。

 

水晶石もパーツも全てアキノさんとマネージャーみほが二人で買い付けから一緒に行い、一ヶ月かけて作りました!チェーンの色も種類があり、石もひとつひとつ表情が違うので、選ぶのに悩んでしまわれたかもしれませんね。

 

また、ファンクラブ限定グッズのミニ福袋も数量限定でお出ししました。GETできた方は相当お得だったと思います!

早くから並ばれた皆さん、ありがとうございました!おかげさまで、どちらも完売いたしました!

 

 

参加してくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました!

皆さんにとってもメモリアルなイベントになったとしたら幸いです。

 

また来年も笑顔でお会いしましょう♪