2016年8月21日に発売された、4年ぶりとなるニューアルバム「リトルピアノ・プラス」のレコ発ライブとして、11月20日(日) 上野恩賜公園野外水上音楽堂にて「LITTLE PIANO PLUS on the water」が行われました。
今回はデビュー30周年の集大成にふさわしい、壮大な映像演出となった初の野外コンサートとなりました。
≪セットリスト≫
01.ハロー、ハロー
02.Fly Me Above
03.サリーのビー玉
04.遥かなロンド
05.昼の月
06.リトルピアノ
07.Neverland
08.サンクチュアリ・アリス
09.蒼玉節
10.冬の庭園
11.シアンの歌
12.オーロラ
13.Fairy Song
14.Unknown Vision
15.Lost Area
16.Stay
≪アンコール≫
01.一切へ
02.羽よ背中に
03.金色の目 premiere version
ギター堀越信泰さん、マー君カルテット(バイオリン:藤堂昌彦さん バイオリン:徳永友美さん ビオラ:岡さおりさん チェロ:西方正輝さん)の4人が先に登場。その後、アキノさんが登場し、ピアノの前に着席。
いったいどんなライブになるのか、わくわくの止まらない瞬間です。
『ハロー、ハロー』『Fly Me Above』と5人での演奏からはじまります。
野外という開放的な場所で行う演奏は、これからどんどん寒くなっていく秋の風を、会場内だけほっこり暖めるような、優しさに包まれていました。
不思議の国の本を開く映像からはじまる『サンクチュアリ・アリス』。
アリスのお城がグリーンの線で築かれていく映像はイルミネーションの様に美しく、見惚れるほどでした。
リズムが跳ねて楽しそうな雰囲気でありながらも、アリスの少し危ない世界にそっと触れてしまったような錯覚を感じます。
木立を抜けた先にある、雪の花がつもる場所『冬の庭園』。
この曲は2015年12月に行われた「FLORA~冬の庭園~」ライブで初披露された曲です。
前回はハープの吉野さんの音色によって、凛としたたたずまいが引き立つアレンジでした。今回の演奏では、堀越さんのギターが空間を覆い、冷たさと静寂そして音の広がりを感じました。
今回の野外ライブは、2015年10月ファンクラブイベントの企画「あなたがイベントプロデューサー」夜の部で、グランプリを獲得したサリーさんのプレゼンがきっかけとなりました。
サリーさんからのリクエスト曲で、藤堂さんのバイオリンのみで歌った『シアンの歌』、続くアカペラの曲『オーロラ』は、アキノさんの透明な歌声が際立つひと時でした。
ライブ本編、最後の曲は『Stay』。
この曲は、「あなたがイベントプロデューサー」昼の部でmethycoさんプレゼンによる「ファンと創るミュージッククリップ」のMVにもなりました。
3/31までの期間限定で公開中→ファンと創るミュージッククリップ
作品はLittle Piano 6ツアーでみなさんに描いていただいた、素材やnanaちゃんのお友達たちのおかげで、とても楽しく素敵な世界となっています。
アンコール1曲目、ピアノからギターに持ち替えた「一切へ」。
普段のライブではなかなかない見られないエレキギターが炸裂!
アキノさんと堀越さんのアグレッシブなツインギターは、揺るぎない生命力そのもの。
解き放たれたアキノさんの本来の力強さを、実感した瞬間でした。
アキノさん曰く、アルバムの中で一番元気な曲『羽よ背中に』がアンコール2曲目。
ギターストロークからはじまる8分の6拍子のリズム。
今まさに一緒に揺れながら自分も飛びたてそうな高揚感でいっぱいになりました。ステージ全体に広がる大きな翼も圧巻でした。
アンコール最後を飾るのは『金色の目 premiere version』。
30年前YAMAHAの音楽コンクールで演奏して入賞し、その後、音楽の世界に入るきっかけとなった、アキノさんにとっても大切な曲です。
時の流れを感じる映像とともに、30年という月日を会場のみなさんと一緒に感じながら幕は閉じました。
11月という寒い時期にも関わらず、たくさんの方にお越しいただきました。ほんとうにありがとうございました。
季節も変わり、暖かくなってくる4月からは、アキノさんの弾き語りツアーLittle Piano tour 7が始まります。
また、みなさんに楽しんでもらえるように準備を進めていますので、是非遊びにいらしてください。